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高所放水車を更新、11階建てまで救助可能に

2011年04月26日

  • 赤穂市消防本部が更新配備した大型高所放水車

    赤穂市消防本部が更新配備した大型高所放水車

 赤穂市消防本部が3月末に更新配備した35メートル級大型高所放水車の披露式が25日に同本部であり、新機能を活用した放水、救助の訓練を行った。
 昭和61年に導入した30メートル級の高所放水車が老朽化。約1億8400万円かけて新車を購入した。
 新車両の配備により、これまで10階が限度だった高層建造物での救助活動が11階まで対応可能になった。また、はしごに合わせて自動伸縮する金属製水路管を装備。ホースを伸ばす手間が不要となり、放水までの時間を少なくとも10分近く短縮できるという。
 さらに、はしごの向きや角度を放水中も変えられるほか、フェンスなどの障害物を避けて救助活動できる先端屈折装置、小回りがきく四輪操舵システムなど旧車両にはなかった新機能により、状況に応じた効率的な消防活動ができる。最大放水量は毎分3000リットル。
 市消防本部は「より高度な消防、救出活動が可能になった。大切に使用していきたい」と話している。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2011年4月29日(1942号)3面 (15,179,884byte)


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