赤穂民報

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端午の節句

2008年05月03日

  • 「くわずにょうぼう」

    「くわずにょうぼう」

 五月になり、鯉のぼりが風に舞うとなんだか元気づけられたような気になります。
 端午の節句は、古くは中国の人々が邪気を祓うために野に出て菖蒲や蓬などの薬草を摘んだことから始まったようです。
 鎌倉時代に日本にこの風習が伝わり、武芸を重んずる「尚武」の気風とかかわる行事となり、流鏑馬等の行事となり、室町時代に兜人形がつくられます。そして江戸時代には鯉のぼりが空に舞うようになります。やがて3月の女の節句に対して5月の男の節句に柏餅や菖蒲湯が暮らしに取り入れられていったようです。
 おもしろいことに、端午の節句のはなしのなかに「山姥」や「鬼婿」が登場してきます。これらの話によってさらに端午の節句を楽しい行事に仕立てていったと思われます。
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『くわずにょうぼう』
○文/谷真文○絵/赤坂三好○佼成出版社
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 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089


絵本で世界を旅しよう ]

掲載紙面(PDF):

2008年5月3日(1794号)4面 (7,414,555byte)


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