福祉大生が宮城で復興ボランティア
2011年06月15日
-
被災地の側溝で泥の除去を行う学生ボランティア＝大学提供
関西福祉大の学生１８人と随行教員３人が１３日まで４日間の日程で東日本大震災の被災地へ入り、ボランティア活動を行った。
１０日夕方に安井秀作学長をはじめ職員や学生らに見送られて同大を出発した一行はマイクロバスで宮城県へ。翌朝現地に到着すると車中泊の疲れもいとわず、さっそく作業を開始した。
ボランティアセンターから任された役割は東松島市赤井地区での清掃支援活動。海から約３キロ内陸にもかかわらず、高さ１・５メートルを超える津波が住宅地へ押し寄せた。学生たちは側溝にたまったまま手つかず状態の汚泥をスコップで掘り出した。
海水を含んだ泥はずっしりと重く、腕の筋肉はすぐにパンパン。初日は雨に打たれながら作業し、２日目は初夏の日差しに汗だくになった。帰りのバスは全員すぐに眠りに落ちたという。
今回の活動を呼びかけた社会福祉学部４回生の清水翔太さん（２２）＝黒崎町＝は「一人の力は小さくても、集めたら大きな力になる」と実感。「現地には、まだまだ助けを必要としている人がいることを知ってほしい」と学内で報告会を開く予定で、「復興に少しでも役立つために今後も自分にできることを見つけたい」と話している。
[ ボランティア ]
掲載紙面（PDF）：
2011年6月18日(1948号)1面 (8,008,029byte)
コメント
大学から言われてやるのではなく、学生の側から呼びかけた点がすばらしい！
赤穂市職員も見習いなさい。
投稿：評価します 2011年06月16日
震災後間もない４月初め、坂越の「くいどうらく」のご一行（嘉陽田社長以下８名）が３台の車両に赤穂漁協ご提供の５千個以上の「殻付かき」などを積んで、途方に暮れた被災者の体と心を温める炊き出しをして下さったのが、まさにこの東松島市赤井地区内にある矢本第ニ中学校の避難所でした。校庭には真っ黒なヘドロが厚く堆積し、住宅には流された車や太い丸太が突っ込んでいました。現在では、自衛隊さんや全国からのボランティアさんなどのおかげで当時の惨状とは比べ物にならないくらいにがれきの撤去が進み、相当きれいになりましたが、まだまだボランティアさんの助けが必要です。このような折、関西福祉大学の学生さん１８名と先生方３名が、わが故郷の赤穂から遠路お運びいただいた由、大変感激いたしております。本当にうれしいです！関西福祉大学万歳！
投稿：森 勝義（仙台市在住、赤穂観光大使、東北大学名誉教授） 2011年06月15日
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。