2008年05月02日
田淵さんとピーコちゃん。尾崎弁ではなく丁寧な標準語をしゃべるという
「まるで人と会話するようなインコがいます」と読者から情報提供があり、見に行った。
話題のインコは、尾崎の田淵嘉子さん(78)が飼っているピーコちゃん。2年前に他界した夫の新作さんが亡くなる前に買ってきたオスのセキセイインコ。家に来て半年ぐらいから聞きまねで単語を発し始め、最近は嘉子さんの動作や状況に応じた言葉をしゃべるようになった。
食事をしていると、「オイシイデスカ」。脚をさすると、「イタイ、イタイ」。化粧すると「キレイ、キレイ」。
その他にも、電話がかかってくると「オツタエシテオキマス」とか、誰かが物を落として大きな音をさせると、「ビックリシタ」など。嘉子さんの知人が尋ねてくれば、「○○サンガキタ」とその人の名前を話すといい、バリエーションはどんどん増え続けている。
夫に先立たれた嘉子さんは一人暮らし。ピーコちゃんのおしゃべりが毎日の生活に潤いをもたらしている。
「起きているときはずっとしゃべっている」というピーコちゃんだが、飼い主だった新作さんが亡くなったときは通夜から葬儀まで一言も言葉を発しなかったという。
嘉子さんの家族は「会話するとまではいえないが、その場の状況はよくわかっているみたい」と感心。「これからもおばあちゃんを楽しませてあげて」と頼りにしている。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2008年5月3日(1794号)4面 (7,414,555byte)
コメント
※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。