2008年05月03日
珍しい花を咲かせた「幸福の木」を見つめる飛岡さん=中央=と塾生
尾崎の学習塾の玄関に飾られている観葉植物がめったに咲くことのない珍しい花を開かせ、話題になっている。
学名「ドラセナ・フレグランス・マッサンゲアナ」でアフリカを中心に分布するリュウゼツラン科の一種。日本では「幸福の木」の通称でポピュラーな観葉植物として一般に販売されているが、花が咲くことはめったにない。
珍しい花が咲いたのは尾崎の学習塾「飛岡塾」の玄関に飾ってある一鉢。経営者の飛岡直喜さん(40)が「教室の美観に」と7〜8年前に購入した。高さ約80センチで緑の葉が美しい。
これまで一度も花が咲いたことはなかったが、4月中旬のある日、葉の付け根に綿棒のようなつぼみが房状に固まっているのを発見。1週間後の夜、部屋中に広がるぐらいの強い芳香を放ちながら弾けるように白い花びらを開かせた。
花言葉は「幸せな恋」「幸福」。俗説には「幸福の木に花が咲くと幸せになれる」との言い伝えもある。
同塾では今春、受験生全員が志望校に合格。飛岡さんは「花が咲くよりも先に幸福が訪れた。今年度も生徒たちが元気に勉強してくれれば」と満面に笑みがあふれていた。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2008年5月3日(1794号)4面 (7,414,555byte)
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