2011年06月26日
大石神社の能舞台で行われた「赤穂こども能楽教室」の発表会
幼少期から古典芸能に親しもうと開かれている「赤穂こども能楽教室」の発表会が26日、上仮屋の大石神社能舞台であり、保護者らが見守る中、稽古の成果を披露した。
重要無形文化財総合指定保持者の福王流能楽師、江崎金治郎さん(67)=姫路市=から指導を受けた3歳から中1まで17人が出演。はかま姿で数人ずつ舞台に登場し、素謡や仕舞で「高砂」「猩々」などを演じた。
会場となった能舞台は昭和24年に伊丹市の酒造会社「小西酒造」から同神社に移築されたもの。長年使われていなかったが、「伝統文化を継承する拠点として復活させては」(江崎さん)との勧めもあり、同神社が今秋竣工に向けて修復中。舞台そのものは整ったため、特別に発表会場として使用した。
当初は5月実施予定だったが、台風のため延期に。子どもたちは稽古内容を思い出しながら一生懸命演じた。昨年から習い始めた元町の小学2年生、新免友基君(7)は先生から「堂々としていたよ」とほめられ、うれしそうだった。
掲載紙面(PDF):
2011年7月2日(1950号)4面 (8,137,058byte)
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