2011年07月06日
農業体験で収穫した夏野菜をお年寄りに手渡す赤穂高定時制の生徒たち
今春から農業体験をカリキュラムに取り入れた海浜町の赤穂高定時制(佐見津和彦校長、79人)が6日、体験農場で収穫した夏野菜を市内の福祉施設へプレゼントした。
学校の正門向かいにある畑約130平方メートルを無償で借り受け、5月から全校生徒で耕作。1年生はトマト、2年生はナスビ、というように学年ごとに作物を決めて栽培している。
ほとんどの生徒が農作業は初めて。インターネットで育て方を調べたり、近所の農家の人からもアドバイスをもらったりしながら世話をした。一時は枯れそうになったキュウリは追肥によって再生。はじめのうちは靴に土がつくのを嫌がっていた生徒も、日に日に野菜が大きさを増す畑に足が向くようになった。
この日は4年生の尾中達也さん(18)ら生徒会役員3人が尾崎の瀬戸内ホームを訪問。「赤定農園の産地直送野菜」「みんなでつくったので食べてください」などと生徒らが寄せ書きした段ボール2箱に約10キロ分の野菜を入れて持参した。
今後も順調に栽培できれば他の福祉施設や学校近くの民家へおすそわけする予定。学期末には畑で取れた野菜をトッピングしたそうめんで収穫祭を開くことにしている。
[ ボランティア ]
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掲載紙面(PDF):
2011年7月9日(1951号)4面 (7,300,822byte)
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