2011年07月21日
放射性セシウムに汚染された稲わらを食べた肉牛が流通していた問題で、兵庫県が21日に発表した調査結果によると、赤穂市内では計19キロ分が出回り、すべて消費されていたことがわかった。
県生活衛生課によると、赤穂市内の出荷先は飲食店1カ所。西宮市内の食肉処理業者から5月16日に10・1キロ、同月30日に8・9キロを購入し、すでに客に提供済みだった。いずれも4月23日に福島県須賀川市内の生産農家から出荷され、2日後に西宮市食肉センターでと畜されたもの。
同課のまとめでは、問題の牛肉が県下で流通したのは21日発表までの判明分で17市町。4月から6月にかけて福島県内の生産農家から出荷された肉牛192頭のうち30頭で、残りは他府県へ出荷されていた。
この問題について同課は「該当の牛肉を食べたとしても健康に問題はないと考えている」と話している。
赤穂市内に流通した問題牛肉の個体識別番号は次のとおり。
▽5月16日購入分=02448-34379
▽5月30日購入分=04868-05489
[ 社会 ]
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2011年7月30日(1953号)3面 (8,452,377byte)
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