2011年08月05日
メロンと合体したように見える珍しいカボチャ
赤穂市内の畑で、まるで実の中にメロンが埋もれたようなカボチャが採れた。
7月下旬に収穫されたエビスなんきん(直径15センチ、重さ1・3キロ)。表皮全体は濃緑だが花落ちの部分だけ淡いグリーンで、色の境目には段差もある。栽培したYさんによると、今年4月に植えて約30個実ったうちの一つ。真横で網干メロンを育てているという。
「カボチャとメロンが合体したのでは」と本紙が兵庫県立農林水産技術総合センターに問い合わせたところ、「カボチャとメロンはウリ科同士ですが、遺伝子タイプが異なるため交雑することは考えられません。カボチャの実が2段階に生育したものでしょう」。気象や土壌の条件によって細胞分裂が一旦止まり、その後再び成長した現象らしい。メロンのように見える部分は生育が止まったために表皮が変色しないまま残ったものという。
「二つに切ってみたら、確かに中身はカボチャでした」とYさん。それでも、「食べたらメロンの味がするかも」と冗談を話していた。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2011年8月6日(1954号)4面 (13,286,108byte)
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