2011年08月13日
地域の特産物として再生を目指す高雄地区のかんぴょう作り
かつて地元で盛んに栽培された農作物を地域おこしに活用しようと、「高雄地区干瓢まつり」(高雄地区まちづくり連絡協議会主催)が8月20日(土)、高雄公民館で催される。
住民の話では、高雄地区では昭和40年代までは、ほとんどの農家が畑でかんぴょうを育て、軒先に吊された天日干しの白い皮が夏の風物詩だった。しかし、安価な外国産が輸入されて次第に姿を消し、今では数軒が続けているのみという。
イベントは「ふるさとの特産として復活させよう」と呼びかけた澗口輝幸前会長(故人)の遺志を継ぎ、今年初めて開催する。かんぴょうの寿司、煮物の試食販売、皮むき体験コーナーなど。おいしい食べ方をまとめたレシピを来場者に配布する。
開催協力するために30数年ぶりに自宅畑でかんぴょうを栽培した木津の中田義弘さん(68)は「煮たときに柔らかく、味の浸透がよいのが特長。地物のよさを味わってほしい」と話している。
公民館駐車場で午前9時〜正午。小雨決行。高雄公民館Tel48・7500。
[ イベント ]
掲載紙面(PDF):
2011年8月13日(1955号)1面 (10,045,782byte)
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