赤穂民報

メニュー 検索

じいちゃんの大変身

2011年09月17日

  • 『超じいちゃん』 ○文/ステファニー・ローゼンハイム ○絵/エレナ・オドリオゾーラ ○訳/青山南 ○光村教育図書

    『超じいちゃん』 ○文/ステファニー・ローゼンハイム ○絵/エレナ・オドリオゾーラ ○訳/青山南 ○光村教育図書

 オーストラリア生れで、イギリス在住の作家とスペインの画家によるこっけいな絵本です。
 93歳になる寝たきりのおじいちゃんが孫娘のつくってくれたジュースを飲み、大変身し、パジャマ姿のまま町を飛びまわり、世話をしていた孫娘がダウンする物語です。
 少子高齢化社会が進むなかで、老人のことがいろいろ論議されています。しかし、そのなかで語られる「医療」や「介護」などの言葉には、明日のくらしへの不安はあっても展望はありません。こんなことでよいのでしょうか…ね。
 この絵本には、夢があり、笑いがあります。
 「夢」や「笑い」が消えた社会。私たちはどう生きていったらいいのでしょうか…。
 日々のくらしのなかで「夢」と「笑い」と「活気」をつくりだすためには、発想の転換が必要ではないでしょうか。そんな示唆を絵本よりいただきました。
 私も、大変身できるジュースが飲みたいです。
   * * *
『超じいちゃん』○文/ステファニー・ローゼンハイム○絵/エレナ・オドリオゾーラ○訳/青山南○光村教育図書
   * * *
 ▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2500冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089


絵本で世界を旅しよう ]

掲載紙面(PDF):

2011年9月17日(1959号)3面 (5,990,298byte)


赤穂市で土地をお探しの方

コメント

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

取材依頼・情報提供 | 個人情報保護方針 | 著作権 | リンク | 会社概要