2011年09月22日
全日本高校・大学生書道展で大賞に輝いた古川澪さん
受賞作「大道寺の壁に書す」
全国1万774点の応募があった「第16回全日本高校・大学生書道展」(日本書芸院など主催)で、山手町の古川澪さん(19)=大阪大1年=が大賞に選ばれた。
古川さんは昨年に続き2度目の応募。大学進学後も月2回はわざわざ練習のために帰省し、幼稚園のころから通う市内の書道教室で稽古に集中した。
受賞作は聯落(縦135センチ、幅53センチ)に揮毫した七言律詩「大道寺の壁に書す」。何度も書き続けるうちに最初は恐る恐るだった運筆に勢いが生まれ、流麗な作に仕上がった。
一席にあたる大賞は全応募作品の中からわずか51点。古川さんを指導する大島靖月さん=加里屋=は「行と行が響き合う秀作。繰り返して練習したことで彼女の良さが出た」と努力を評価した。「子どものころにはわからなかった書のおもしろさを感じるようになった」と話す古川さん。段位も着実に重ねており、12月には準師範の認定試験に挑戦する予定だ。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2011年9月23日(1960号)3面 (6,786,464byte)
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