2011年10月08日
赤穂市内で観察された希少種セイタカシギ
鳥の希少種、セイタカシギがこのほど赤穂市内に飛来。野鳥観察の愛好者が写真撮影に成功した。
セイタカシギはユーラシア大陸南部、アフリカなどに分布するチドリ目セイタカシギ科の鳥。日本には春と秋に渡来するほか一部地域で繁殖も確認されているが少数で、環境省レッドデータブックでは「絶滅危惧II類」(絶滅の危険が増大している種)に指定されている。
その貴重な姿をカメラに収めたのは南宮町のMさん。先月23日に市内南部の水田で野鳥観察中、周囲の鳥に比べてとりわけ脚の長いグループに気付き、シャッターを切った。実物を見たのはバードウオッチング歴15年で初めてという。
「体長40センチほどで、全部で5羽いました。そのうち3羽は一回り小さかったので親子だったのでは」とMさん。その後1週間ほど同じ場所で観察できた。薄紅色の長い脚を静かに運びながらエサをついばむ様子は「“水辺の貴婦人”と呼ばれるのにふさわしい容姿」だったという。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2011年10月8日(1962号)4面 (9,439,080byte)
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