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大山、牡丹…絵筆に魂込めて

2011年10月18日

  • 室井澄作「残雪の頃」

    室井澄作「残雪の頃」

 卒寿を過ぎてなお創作に励む新田の日本画家、室井澄氏(91)=本名・仁三=の近業展が10月21日(金)から中広の赤穂市文化会館(ハーモニーホール)で開かれる。長年にわたって描き続ける大山、牡丹を中心に約55点を展示する。
 17歳で絵の道へ入り、仏画の石川晴彦、美人画の寺島紫明などに師事。創彩展内閣総理大臣賞など数々の受賞歴を誇る。昨年3月には自身の集大成とも言うべき「画業七十年のあゆみ展」を開催し、来場者を魅了した。
 題材として最も好む大山は、通った回数が今春で140回に達した。今展では、そのときに描いた「残雪の頃」(20号)、朝陽が照らす牡丹がみずみずしい「島の朝」(60号)など新作も豊富に出品。「赤穂では最後の個展との覚悟」で精魂を込めた作品を並べる。
 24日(月)まで午前9時〜午後5時(最終日は4時まで)。入場無料。


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2011年10月22日(1963号)1面 (6,838,440byte)


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