2008年05月25日
復旧作業が進む崩落現場=5月25日午前9時45分
5月24日午後7時55分ごろ、赤穂市目坂の市道に石が転がっているのを通りがかった人が見つけ、110番通報した。
警察が現場を調べたところ、道路西側の山の斜面が高さ、幅とも約50メートルにわたって崩落。約70センチ角の岩が道路に転がっていた。人や車に被害はなかったもよう。
市はさらに土砂が崩れる恐れがあるため、目坂交差点から南約1キロの区間を同8時20分から通行止めとした。25日朝から復旧作業を開始し、道路に転がっていた岩などを重機で除去。同日中にコンクリートブロックでバリケードを積み上げ、通行を再開する予定だ。
現場は山陽道高架から南へ約100メートル。崩れた山は私有地とみられ、市と警察が所有者を調べている。近所の人の話では、月見草団地を造成したときに埋め立て用土を採取した場所で、土砂がむき出しになっていた。かねてより大雨の後は小規模な土砂崩れを起こすことがあり、安全性が懸念されていたという。
近くに住む女性は「ゴォーっという地響きが聞こえた。早く対策をしてほしい」と心配そうに話していた。
[ 事件事故 ]
掲載紙面(PDF):
2008年5月31日(1797号)4面 (8,766,122byte)
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