2011年12月17日
『新装版 道具と機械の本 てこからコンピューターまで』 ○著/デビッド・マコーレイ ○訳/歌崎秀史 ○岩波書店
戦後60年、“三種の神器”にはじまり、パソコン、携帯電話など工業製品の目覚ましい発達によって私たちの暮らしは大きく変化しました。しかし、不思議なことに、これらの機器がどのような過程を経て生まれてきたかは、ほとんど知らされていません。
この本は、そうした事柄がわかりやすく、詳しく解説されています。至るところに登場するマンモスのイラストが親しみやすさを演出しています。ページをめくっていると、小学生の時、いとこがプレゼントしてくれた一冊の百科事典をふと思い出しました。
それは赤い表紙の分厚い本で、私の宝物でした。時間を見つけては、朝な夕なに本を開きました。教科書で勉強したことは何も覚えていませんが、この百科事典のことは今も頭から離れません。
子どものころの私がそうだったように、ワイワイ、ガヤガヤ言いながらページをめくってほしい−。そんな願いを込めて、この本を孫たちに贈るつもりです。
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『新装版 道具と機械の本 てこからコンピューターまで』○著/デビッド・マコーレイ○訳/歌崎秀史○岩波書店
[ 絵本で世界を旅しよう ]
掲載紙面(PDF):
2011年12月17日(1971号)4面 (9,929,029byte)
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