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リングは“やさしさの証”

2012年02月16日

  • 講座修了の証であるオレンジリングを手にした赤穂西中の生徒たち

    講座修了の証であるオレンジリングを手にした赤穂西中の生徒たち

 20年以上前から校区内の老人ホーム慰問を続けている赤穂西中学校(平井正彦校長)で14日、お年寄りとの接し方について学ぶ講習会があり、生徒約60人が受講。修了の証となる「オレンジリング」を授与された。
 同校は平成4年度から毎年、リサイクル活動で得た資金で車椅子を購入し、塩屋の特別養護老人ホーム「桜谷荘」へ寄贈。今年も23日に生徒の手で持参し、交流会を催すことになっている。
 講習会には施設を慰問する予定のボランティア委員会と吹奏楽部などの生徒が参加。認知症への正しい理解を普及させるために国が行っている講師派遣制度を活用し、市内の福祉施設で働くケアマネジャー、介護福祉士など6人を招いた。
 生徒たちは、講師が演じる寸劇でお年寄りへの声のかけ方、会話のコツを学習。「自尊心を傷つけないように優しく」「聞き取りやすいように口調はゆっくり」など、高齢者全般に有効な心がけや気配りを学んだ。
 昨年の慰問に参加した際、「うまく話せなかった」という2年生の石堂里沙さん(14)は「今度は大丈夫」と手首のリングを友達と見せ合っていた。


ボランティア ]

掲載紙面(PDF):

2012年2月18日(1980号)4面 (9,118,947byte)


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