2012年02月27日
圏域バスの運行開始を祝った記念式典
地域交通の不便解消を図ろうと、赤穂・備前・上郡の2市1町を結ぶ圏域バスの実証運行が27日から上郡ルート(上郡駅〜赤穂市民病院)で始まった。備前ルート(吉永病院〜イオン赤穂店前)は3月5日(月)から運行を開始する。
この日は第一便の運行に合わせて上郡駅で出発式。到着地の赤穂市民病院でも病院職員など関係者約20人が出迎え、記念式典が行われた。豆田正明市長が「圏域の足としてみなさんに大いに利用していただきたい」と祝辞。乗客への記念品が藤本敏弘議長から手渡された。
一人目の乗客として花束を贈られた上郡町尾長谷の小林輝美さん(67)は入院中の親戚を見舞うために妻と乗車。「マイカーと10分ほどしか変わらなかった。通院のお年寄りにはとても便利だと思う」と話した。
いずれのルートも日曜日と年末年始を除いて1日2往復。備前ルートの月・水・金は日生運輸が運行し、それ以外はウエスト神姫が受け持つ。運賃は1回の乗車につき100円(備前市内及び市町域を越えた場合は200円)で小学生未満は無料。実証運行は最長で2年間行い、利用者数が基準(市町域を越える利用者が1便当たり平均1人超、かつ、1日当たりの総利用者が16人以上)を下回れば計画を見直す。
ウエスト神姫相生営業所によると、初日の総利用者数は36人だった。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2012年3月3日(1982号)1面 (10,665,528byte)
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