赤穂民報

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地域の大人たちが手作り展望台

2012年02月27日

  • 地元住民や保護者の協力で完成した有年小の展望台

    地元住民や保護者の協力で完成した有年小の展望台

 西有年の有年小学校(塩田進校長、73人)で、地元自治会とPTAが間伐材で建てた丸太造りの展望台がグラウンドに完成した。木の風合いをそのまま活かした温かみのある仕上がり。「有年っ子てんぼうだい」と命名し、27日にオープニングセレモニーを催した。
 展望台は高さ約6メートル。樹高15メートル以上のヒノキ約70本分を使っている。大工が本業の自治会役員、寺内隆政さん(60)の監督で大人たち約20人が3カ月ほどかけて建築した。
 材料はすべて、同校が環境学習の場として活用している大山峠の自治会共有林から切り出されたもの。3年生以上の子どもたちが皮むきとカットを手伝った。
 セレモニーには幼稚園と保育所の園児約15人も招待。児童が手作りした看板の除幕式や餅まきで完成を祝った。
 休み時間中も木材の皮むきを手伝ったという3年生の菊井芽乃(かの)さん(9)は「とても高くて眺めがいい。大切に遊びたい」と階上からの景色を楽しんだ。塩田校長は「立派な遊具を作っていただき本当にありがたい。自然を大切にする心がさらに養われると思います」と感謝を表していた。


子供ボランティア ]

掲載紙面(PDF):

2012年3月3日(1982号)4面 (10,665,528byte)


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