2012年03月09日
「坂越の船祭」が国重要無形民俗文化財に指定されたことを豆田正明市長(右)に報告した篠原明会長(中)と生浪島堯宮司
国重要民俗文化財の平成23年度指定証書交付式が東京都千代田区の如水会館で8日にあり、1月にあった文化庁の答申通り、祭礼行事「坂越の船祭」が正式に指定された。
交付式には、「坂越の船渡御祭保存会」の篠原明会長(75)と大避神社の生浪島堯宮司(68)が出席。9日には証書を持って市役所を訪問し、豆田正明市長に喜びの報告を行った。
生浪島宮司は「後継問題など様々な課題があるので市の協力を」と要請。豆田市長は「赤穂を盛り上げる機運になる。市としても可能なかぎり手伝いたい」と約束した。
同神社によると、今月中に祭神・秦河勝への奉告祭を予定。また、指定を受け、今年の例祭前後に海上での船だんじり上演、4年ぶりとなる雅楽演奏を執り行う計画もあるという。
篠原会長は「今年は今まで以上に祭りに力が入る。地域の伝統を後世につなげたい」と意欲を語った。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2012年3月17日(1983号)1面 (11,353,734byte)
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