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地元企業が小学生に出前授業

2012年03月16日

  • 酸化マグネシウムの特性について学んだ出前授業

    酸化マグネシウムの特性について学んだ出前授業

 校区内の化学企業から技術者を招いた理科授業が城西小学校(山本郁美校長)でこのほどあり、製品を使った実験を行った。
 加里屋に本社がある工業用素材メーカー「タテホ化学工業」(湊哲則社長)からエンジニアの赤松明実さん(37)ら5人が来校。“出前授業”は昨年に続き2度目で、世界トップクラスの製造技術を誇る酸化マグネシウムの生産方法や特性について紹介した。
 酸化マグネシウムは融点2800度と耐熱性にすぐれる一方、電気を通さないことからアイロンのヒーター部やプラズマテレビの電極保護材などに用いられている。
 授業は1月に熱伝導について学んだばかりの4年生約65人を対象に行われた。2ミリ角の棒状の結晶に社員が直接バーナーの炎を当て、まったく変形しないことを証明。児童の手でホットプレートの電熱線を分解し、漏電防止剤として使われている酸化マグネシウムの粉末を取り出した。
 実験の様子を熱心に観察していた大島弥子さん(9)は「私たちの暮らしに多く使われていることが分かりました」と話していた。


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掲載紙面(PDF):

2012年3月17日(1983号)4面 (11,353,734byte)


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