2012年03月27日
赤穂署は3月27日、鉱山の採掘権を名目にした金融詐欺で現金330万円をだまし取られた赤穂市内の70代無職女性から被害届を受理したと発表した。
同署によると、事件があったのは2月。初旬に男の声で「鉱山の採掘権のパンフレットを送るので大切に保管してほしい」と女性宅に電話があり、郵便で資料が届いた。女性は8日、「採掘権を購入すれば買い取る」と電話で勧誘してきた仲介業者を名乗る男と市内の喫茶店で会い、現金200万円を手渡した。さらに、再び最初の男から追加購入を持ちかける電話があり、11日に郵便小包で現金130万円を発送したという。
14日に女性が家族に付き添われて赤穂署に相談し、詐欺だと判明。現金を送った千葉県市川市の郵便局私書箱はすでに解約されており、会社も実在しなかった。
最初の電話の後、犯人グループの一味と思われる男が厚生労働省の職員をかたって「パンフレットの会社はしっかりしている」などと電話してきており、典型的な“劇場型詐欺”の手口。赤穂署は「うまい話には落とし穴がある。家族または警察に相談してほしい」と呼び掛けている。
[ 事件事故 ]
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掲載紙面(PDF):
2012年3月31日(1985号)3面 (6,399,801byte)
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