2008年06月02日
雨でも元気に行ったアマモ種子採取
種子を持った茎を見つけるのはなかなか難しい
ボランティアスタッフも協力してようやく発見
海の生態系に有益な藻場を残そうと2日、御崎小と尾崎小の3年生児童約150人が海浜公園南の海岸でアマモの種子を採取した。秋まで保管し、10月から児童らの手で苗を育てる計画だ。
現場は県下有数の藻場として注目され、数年前から西宮のNPO法人「アマモ種子バンク」が保全活動に取り組んでいる。昨年から環境学習の一環として両校が活動に加わった。
この日は午後1時から2時にかけて沖合い約150メートルの辺りまで子どものひざぐらいの潮位。子どもたちは海面にたなびく海草に目を凝らし、種を含んで稲穂状になった茎を探した。
あいにくの雨天で体感温度が低く、予定の半分の1校15分で切り上げ。それでも、推定で約3万粒の種子を採取できた。
種子は「アマモ種子バンク」が秋まで冷蔵保管。児童らが発芽させた苗を来年2月に御崎沖へ移植する予定にしている。
掲載紙面(PDF):
2008年6月7日(1798号)3面 (7,822,197byte)
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