2012年04月08日
哀悼を捧げるとともに職員・団員の安全を誓った消防殉職者慰霊祭
3年に一度の「消防殉職者慰霊祭」が8日、慰霊碑が建つ中広の城南緑地公園駐車場であり、約160人が哀悼の意を捧げた。
赤穂市内では昭和24年4月、赤穂町消防団の八木一治郎副団長(享年49歳)が林野火災の消火活動中に殉職。昭和45年4月には第9分団の大谷一郎分団長(同42歳)、山田三代治班長(同37歳)、大田正幸団員(同32歳)の3人が犠牲になった。
慰霊祭では、市消防団の望月昌次団長が「身命を賭して地域防災に尽くされた、不撓不屈の消防精神は無形の財産として連綿と継承されている」と追悼。豆田正明市長は「尊い犠牲を無にすることなく、想定を超える大災害にも耐える安全・安心なまちづくりに一層努力します」と誓いを述べた。
遺族として参列した故大谷一郎分団長の長男・正博さん(62)=高野=は「責任感の強い父でした。サイレンを聞いたらすぐに出動していた姿を今でも忘れません」と回想していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2012年4月14日(1987号)3面 (7,910,736byte)
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