2012年04月21日
4月6日午後、赤穂駅のバス待合所に財布を忘れました。あきらめて帰宅したところ、警察へ届けられているとの電話。関西福祉大の学生さんが落とし物として警察へ届けてくれていました。この荒んだ世の中で、こんなにも正直で優しい人がおられることに心が洗われる思いがしました。(昭和3年生まれの老婆)
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この親切な学生は看護学部4回生の長尾駿(しゅん)さん(21)。看護師を目指して姫路市内から通学している。学校帰りに駅へ到着した際、待合所のベンチにポツンと財布が置かれているのを目にし、「忘れた人が近くにいないか見回しましたが、周りに誰もいなかったので交番に届けました」という。長尾さんは「当たり前のことをしただけなのに、そんなに喜んでもらえて、僕もほっこりしました」と話している。
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赤穂民報より
財布を拾ったことを「当たり前のことをしただけ」と話す長尾さん。確かにそうかも知れませんが、「周りに誰もいなかったので交番に届けました」という心根に感心しました。この善行から生まれた温もりが、きっと多くの人に伝播することでしょう。
[ 読者の声 ]
掲載紙面(PDF):
2012年4月21日(1988号)3面 (8,553,671byte)
コメント
本当に長尾さんは素晴らしいご両親に育てられたのだと思います。子育ての大切さを教えられました。
投稿:還暦 2013年03月05日
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