2012年04月28日
「坂越の船祭」の国重要無形民俗文化財指定を喜んだ祝賀会
300年以上の伝統を持つ祭礼行事「坂越の船祭」が西播磨で初の国重要無形民俗文化財に指定されたのに伴う祝賀会が坂越公民館でこのほど行われた。
「坂越の船祭」は秦河勝を祭神とする大避神社の例祭。毎年10月の第2日曜日に催行。木造和船が行列を組んで海上巡行し、広島・厳島神社の「管弦祭」、大阪天満宮の「天神祭」とともに“瀬戸内三大船祭”に並び称される。今年3月、兵庫県で7件目となる国重要無形民俗文化財に正式決定した。
祝賀会には来賓、神社総代ら約80人が出席。「坂越の船渡御祭保存会」の事務局として生浪島堯宮司(68)が指定に至った経緯を紹介。篠原明会長(75)が「名誉ある選定を重大に感じる。後継者育成、木造船の維持管理など課題はあるが、祭りを継続できるように頑張る」と伝統継承に意欲を示した。同神社の子供獅子舞も演舞を披露し、お祝いに華を添えた。
[ 文化・歴史 ]
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掲載紙面(PDF):
2012年5月12日(1990号)4面 (8,628,557byte)
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