2012年05月12日
ぬかるみの拡大によって立ち入りが制限された赤穂唐船サンビーチ
砂浜のぬかるみが危険として、兵庫県は御崎の「赤穂唐船サンビーチ」で波打ち際を立ち入り禁止としている。海岸を管理する県光都土木事務所によると、原因調査と改善対策には少なくとも数カ月を要するとみられ、今季は海水浴場の開設を許可しない方針。
立ち入り禁止の措置がとられているのは、唐船山の東側にある海岸の東西約750メートル区間。先月24日に県が行った安全点検で、ぬかるみに足を取られる個所が広い範囲で確認された。最も深いところでは、大人の膝下まで砂浜に足が埋もれたといい、26日に同事務所が杭とロープを設置。「立入禁止」「ぬかるみに注意」と表示したプラカードを吊り下げ、人が近づけないように規制した。
同事務所港湾課によると、砂浜のぬかるみは昨年も海岸の限られた場所で確認され、該当エリアをロープで囲った。今季はその範囲が拡大しており、「原因や具体的な面積は不明。できるだけ早く調査に取り組みたい」と話している。
同海岸は昭和58年から海水浴場として市がオープンし、昨年は約2000人が訪れた。近年は砂の微粒子化が進む傾向がみられるという。市産業観光課は、「台風などで一時的に閉鎖したことはあったが、シーズンを通して海水浴場を開設できないのは、おそらく初めて」と話している。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2012年5月12日(1990号)1面 (8,628,557byte)
コメント
海岸中央にある T字の防波堤の根元が開いているので、そこがを海流をつくり海水浴場浜側の砂や微生物を流してしまっているのでは?
投稿:赤の他人 2012年09月29日
立ち入り禁止対策が早々に行われ関心いたしました。しかしあの場所はアマモなどの生息地のはず、
生み再生に頑張っている団体もいますので行政を含む関係各所の一層の努力を希望します。
せっかくの無料海水浴場なので安全で早くきれいな海になるように祈ります。
投稿:凡人 2012年05月12日
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