2012年05月21日
熱心に日食を観察する子どもたち=赤穂小学校
赤穂市内で撮影された日食写真=前田邦稔さん提供
国内では25年ぶりの金環日食があった21日、赤穂市内一帯も好天に恵まれ、太陽の9割近い面積が欠ける部分日食を観測できた。
市内の小中学校では児童生徒に安全な観察方法を事前指導。赤穂小学校(尾上慶昌校長)は当日の登校開始時刻を通常より早めて観察機会を設け、午前7時20分ごろには大半の児童が運動場に集まった。
子どもたちは学校備品や自宅から持参した遮光板を目にかざし、徐々に欠けていく太陽の形を観察。7時29分ごろに最大の食を迎えると、一斉に空を見上げた。
今月に理科の授業で日食の仕組みについて学んだ4年生の寺田一晴(かづは)君(9)は「太陽が視力検査のマークみたいに見えた。本当に空が少し暗くなった」と不思議そう。岩元七樹(かずき)教諭(23)は「晴れてよかった。子どもたちが理科に興味を持つきっかけになれば」と話していた。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2012年5月26日(1992号)3面 (8,879,344byte)
コメント
緯度経度によって金環日食は赤穂では観察できなかったが、最大の部分日食の写真提供してくださった前田邦稔氏ありがとうございました。各校の児童生徒が観察したことによって宇宙天体に関心が高まっていくことは喜ばしいことですね。
投稿:天体に魅了 2012年05月21日
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