2012年05月26日
「一緒に赤穂の祭りを築き上げよう」と仲間を募集している矢野英樹さん
郷土のメーンイベントである「赤穂義士祭」を市民の手で盛り上げようと、有志による「忠臣蔵ウイーク実行委員会」が7月に発足することになり、発起人グループがボランティア会員を募集している。義士祭前の1週間に一つでも多くの催しを盛り込み、本番への気運を高める目的だ。
義士祭の開催日をめぐっては、かねてより「討ち入り日の12月14日から動かすべきではない」とする考え方の一方、「より多くの観光客を呼び込める週末が望ましい」との意見があり、かつて議会で議論されたこともある。「忠臣蔵ウイーク」は、伝統は守りつつ、開催期間に土日を組み込み、「より多くの市民と観光客が楽しめる大型イベントへの発展」を目指す。
今年は12月8日(土)から14日(金)までの7日間を想定し、「天守閣イルミネーション」を連日点灯。イルミ設営のほか、会期中に行うイベントの企画立案から運営までを実行委で行う。
「忠臣蔵ウイーク」の発起人代表は、義士好きが高じて忠臣蔵グッズ専門店「わたや」を開いた片浜町の会社経営、矢野英樹さん(42)。地元市民だけでなく、全国各地の義士ファンからも「義士祭がマンネリ化している」との声を多く聞く。今月3日に「堀部安兵衛生誕地まつり」を開催中の新潟県新発田市を“親善大使”として訪れた際、市民有志を中心に町ぐるみで祭りを作り上げている様子に感銘。「赤穂も負けてはいられない」と行動を起こした。すでに友人や知人など30人近くが協力を申し出て、忠臣蔵ゆかりのスイーツ博、物産市、講談や演劇の上演―などのアイデアが出ているという。
6月末までメンバー募集し、7月4日(水)午後7時から城西公民館で設立総会。その後は月1回程度の会合を開き、11月から本格的な準備に入る。
赤穂市在住、在勤、在学の人なら誰でも参加可。矢野さんは「義士祭を盛り上げたいと思っている人は多いはず。ゆくゆくは、『さすがは本家本元の祭り』と言われる一週間に育てたい」と意気込んでいる。申込み、問合せは実行委事務局Tel42・1151(わたや内)。
[ ボランティア ]
掲載紙面(PDF):
2012年5月26日(1992号)1面 (8,879,344byte)
コメント
がんばれ矢野さん!
投稿:私も忠臣蔵オタク 2012年05月27日
東京墨田区で義士サミットで関係しているので、スカイツリー元年なので、これに乗る手は、ないと思います。
投稿:スカイツリー関連 2012年05月26日
大道芸の全国大会なんかすれば面白と思います。
投稿:大道芸の全国大会 2012年05月26日
『観光客以外の赤穂市民がタレントでも呼ばなければ見に行く気がしない内容』
『たまたま、身内がパレードに出る人以外はワクワクしない』・・・
私の毎年の義士祭のイメージですが、祭りとしては最悪です。
しかし、ココに義士祭が盛り上がるヒントも見えてきます。
だんじりのような市民参加型祭にはハプニングがつきもので、だから何十万人もの市民も集まる。
キャッチフレーズは、今年の義士祭を見逃すと、市民としても損をする・・・コレです。
投稿:義士と大名行列以外は再考の余地あり・・・ 2012年05月26日
竹北ドンチャンの皆さんの乗りのお囃子で青森ネプタばりの内蔵助ねぷたを市内で練り歩くようなイベントが実現したら・・・勿論率先して参加したいです。
市民参加型にこだわっていかないと景気に頼る御堂筋パレードのように祭りは間違いなく廃れます。
投稿:前夜祭の市民参加型の行事として・・・ 2012年05月26日
天守閣イルミネーションは、本当にもったいないと思っていました。
7日間も見られると言うのは嬉しいですね。
投稿:内海 2012年05月26日
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