2008年06月05日
最後の夏にかける思いを拳に込める宮本健志選手
6月1日まで西宮甲風高校で行われた兵庫県高校総体のボクシング競技で相生産3年の宮本健志選手(17)=南野中=がフライ級を制し、3年連続で県チャンピオンに輝いた。7月に埼玉県で開かれる全国高校総体の出場も決定。宮本選手は「最後の学年なので頂点を狙いたい」と意気込んでいる。
赤穂中出身の宮本選手は高校入学前から上仮屋北の「赤穂ボクシング協会」ジムでトレーニング。県総体は1年時にモスキート級、2年時はライトフライ級で優勝し、今大会で3階級制覇を成し遂げた。
「前よりもパワーがついた」と自覚できるほどにパンチ力が向上。決勝戦では2ラウンド開始直後に放った右ストレートで相手をマットに沈めた。
指導するジムの中間國彰会長(51)は「コツコツまじめに練習する子。その成果がここにきて現れてきた」と努力を認め、「技術的には全国レベル。あとはスタミナ強化」と課題を挙げた。
宮本選手も「3ラウンド通してフルに動ける体力を」と先月からロードワークの時間を倍増。過去2度の全国大会はいずれも初戦で敗れており、「今年こそ強豪選手を打ち負かしたい」と厳しい練習に耐える覚悟だ。
[ スポーツ ]
掲載紙面(PDF):
2008年6月7日(1798号)1面 (7,822,197byte)
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