2012年06月08日
「板院展」で6年連続入選した竹田忍さんの作品「閑谷学校 楷の紅葉」
版画界の巨匠、棟方志功らがつくった日本板画院主催の公募展「第62回板院展」で塩屋の竹田忍さん(77)が6年連続で入選。院友に推薦された。竹田さんは「この上ない喜び。これからも作品づくりに励みたい」と話している。
入選作は「閑谷学校 楷の紅葉」(縦42センチ、横58センチ)。備前焼の瓦を屋根に葺く校門の奥で2本の楷が紅と黄にそれぞれ色づいた風景を多色刷りで鮮やかに表現した。実際よりも木をやや大きく描き、紅葉がより印象的になるように構図を工夫したという。
同展は6月11日(月)から19日(火)まで東京都美術館で開催。竹田さんは毎年、展示会場で次回作の構想を練ることにしており、上京を楽しみにしている。
[ 文化・歴史 ]
掲載紙面(PDF):
2012年6月9日(1994号)4面 (9,352,594byte)
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