2012年06月30日
「カキ早剥き世界大会」の日本代表に決まった鎌島典子さん。15年間愛用のナイフは一度も刃を折ったことがない
カナダ西部のウィスラーで7月15日(日本時間16日)に開かれる「第2回カキの早剥き世界大会」の日本代表に坂越の鎌島典子さん(38)がこのほど決定した。各国の腕自慢が集まる大会での健闘を誓っている。
日本オイスター協会によると、殻付き生カキを食べる習慣がポピュラーな欧米ではホテルやレストランに優秀なカキむき職人を置いていることが一流店の条件。今大会は地元有名ホテル内の高級店が各国のチャンピオンを招待して開かれる。
鎌島さんはカキむき歴15年。殻にナイフを差し込むと同時に一方の貝柱をカットする技術で人よりも手数が少なく、1時間で500〜800個をむき身に加工する。本番と同じルールで行った代表決定戦では30個のカキを3分29秒で処理し、代表に選ばれた。
昨年は出場者全員が男性。今年も「おそらく女性は鎌島さん一人」(同協会)とみられる。また、大会で使用されるカキが、扱ったことのない外国産であるハンデもある。
優勝賞金は5000ドル。「自信はないけど、せっかくの機会なので楽しんできます」と鎌島さん。「海外のカキ養殖や加工について情報交換できることも楽しみ」と期待している。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2012年6月30日(1996号)1面 (10,233,638byte)
コメント
坂越牡蠣を世界に広めてください。牡蠣業界のパイオニアになりますね。
投稿:坂越かき 2012年07月02日
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