2012年07月06日
アマモ保全への配慮を豆田正明市長に要望する「海っ子倶楽部」のみなさん
原因不明の砂浜軟弱化で立ち入り禁止となっている御崎・唐船海岸の改善について、環境NPO「海っ子倶楽部」(三島正嗣理事長)は6日、海域に自生しているアマモの保全を考慮した対策を豆田正明市長に要望した。
遠浅の沖合一帯に希少な藻場が広がる同海岸は今年4月、砂浜のぬかるみが県調査で判明。東西約750メートルにわたって立ち入りを禁止し、今夏の海水浴場も閉鎖となった。今後、管理者の県を中心に対策会議を立ち上げ、改善策を検討する予定になっている。
役員3人で市長室を訪ねた三島理事長(48)は「唐船海岸ほどアマモが広域に群生する場所は珍しく、赤穂市にとどまらず兵庫県の自然財産」と希少性を力説。環境学習としてアマモの繁殖ボランティアに協力している御崎小児童の感想文も添え、「子どもたちも気に懸けている。アマモへの影響を最小限にとどめて」と嘆願書を手渡した。
市側は豆田市長と小林環樹・建設経済部長が応対。「まずは原因究明が必要。要望の内容は県にも伝えたい」と約束した。
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2012年7月21日(1999号)3面 (7,326,698byte)
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