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「第二の五輪選手を」銀メダリストが講演

2012年07月21日

  • 母校の子どもたちに銀メダルを披露する藤本達夫さん

    母校の子どもたちに銀メダルを披露する藤本達夫さん

 赤穂出身で唯一の五輪メダリストの元競泳日本代表、藤本達夫さん(72)=東京都港区=が21日、母校の坂越小学校(小山寛校長、171人)で講演。「ぜひ、赤穂から第二のオリンピック選手を」と呼び掛けた。
 藤本さんはローマ、東京と2大会連続で五輪出場。20歳のときのローマで800メートルリレーのアンカーとして銀メダルを獲得した。同湾に浮かぶ生島まで泳いで往復する同校伝統の海洋訓練を翌日に控え、児童を励ましてもらおうと学校が講師を依頼した。
 実家が坂越湾のすぐ目の前で、「毎日泳いで育った」という藤本さん。中学時代にたまたま泳ぎを見た水泳関係者に素質を見出され、競泳選手としての道を選んだという。
 「環境と良き指導者に恵まれた。運もよかった」と藤本さん。夢や希望を持つことの大切さを強調し、児童と一緒に聴講した保護者へ向け、「子どもたちにはいろんな可能性がある。いいところを見つけて伸ばしてあげて」と話した。
 会場には本物の銀メダル、五輪の入場行進で着たブレザーも展示。藤本さんにメダルを首にかけてもらった6年の釜増健(かまます・たける)君(12)は「50年以上も経っているのに、光ってきれい。遠泳もしっかり泳ぎ切りたい」と感激していた。


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掲載紙面(PDF):

2012年7月28日(2000号)3面 (7,112,547byte)


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