2012年09月22日
料理好きが高じて創作料理店を開いている秋岡安子さん。食材の中心は夫の立三さんが作った季節野菜
夫が丹精込めて栽培した朝採り野菜を素材に妻が創作料理を振る舞う上郡町神明寺の和食店が口コミで評判になっている。空き民家をそのまま活用した店舗はアットホームな雰囲気。季節ごとに更新されるメニューを楽しみに繰り返し来店する客も多いという。
店主は赤穂出身の秋岡安子さん(65)。夫の立三(たつみ)さん(69)が定年退職した9年前に上郡へ移り住んだ。もともと「食べるより作るほうが楽しい」と話す料理好きで、専門誌の家庭料理コンクールで全国優勝したことも。周囲の勧めもあり、今年1月に「四季菜(しきさい)の里 秋翠亭(しゅうすいてい)」を開いた。
食材の中心は、立三さんが計10アールある畑で育てた季節野菜。その日の朝に収穫したものしか使わない。食前酒や豆腐、味噌からポン酢に至るまで自家製というこだわり。毎朝7時から午前中いっぱいを下ごしらえに費やし、立三さんの野菜をヘルシーなオリジナル料理に生まれ変わらせる。
2室計15席ある客間はすべて椅子席で、秋岡さんの趣味を活かした友禅作品が部屋に彩りを添える。「お客さんの『おいしい』の一言が何よりの幸せ。素人料理ですが、できるだけ頑張って続けます」と話している。
昼の「彩り昼食膳」は1260円から3種類。夜のおまかせコースは2100円から。原則一日2組限定で前日までに要予約。店は国道373号「あゆみ橋東詰」交差点を東へ約1・9キロ、願栄寺北向いにある。Tel0791・52・7008。
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記事にあるメニュー、金額は2012年当時のものです。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2012年9月22日(2006号)1面 (9,773,407byte)
コメント
素敵なご夫婦ですね。一度食べに行ってみたいです。
投稿:うらやましい 2012年09月24日
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