2012年09月27日
赤穂市内で設置が始まった標高表示板=赤穂西公民館
津波から避難する場合の目安に役立てようと、赤穂市は土地の海抜を示す標高表示板の設置を27日から始めた。市は「日頃から目にすることで防災意識を高めてほしい」と話している。
表示板は20センチ角のアルミ製で風雨に強い全面シール加工。夜間でも見えやすいように青地に黄文字の蛍光色で海抜(0・1メートル単位)を表示している。電柱タイプ(縦25センチ、横15センチ)と避難地図入りの大判タイプ(縦60センチ、横約90センチ)もあり、場所によって使い分ける。
この日は公民館9施設で作業。城西公民館には「ここの地盤は海抜1・1メートル」のボードが取り付けられた。今年度中に沿岸部を中心に学校、電柱など計60カ所に設置する予定だ。
国が8月に発表した南海トラフ地震による赤穂市の津波高想定は「最大3メートル」。市危機管理担当は「避難場所や道順を考える参考にも役立てて」と話している。
[ 社会 ]
掲載紙面(PDF):
2012年9月29日(2007号)4面 (9,977,802byte)
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