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大山を描き続けて40年

2012年10月27日

  • 神戸で個展を開く日本画家、室井澄氏

    神戸で個展を開く日本画家、室井澄氏

 新田の日本画家、室井澄(ちょう)氏(92)の個展が10月30日(火)から神戸市中央区の「そごう神戸店」で開かれる。同氏がモチーフとして愛して止まない鳥取・大山を描いた作品に絞り22点を出品。荘厳、秀麗、純朴−。名峰が持つ多彩な姿が描き出されている。
 大正9年生まれの室井氏(本名仁三)は仏画の石川晴彦、美人画の寺島紫明に師事。平成2年の創彩展内閣総理大臣賞をはじめ数多くの入賞歴を誇る。
 「−大山の四季を描く−室井澄 日本画展」と題した本展では、純白の花と早春の大山を描いた「辛夷の咲く里」、かすみの先に山嶺がそびえる「霧のたつ」など10〜40号の作品を展示。うち7点は今年の新作だ。
 50代前半の秋に初めて訪れて以来、大山へ通った回数は今年3月で145回に上った。室井氏は「行くたびに違った姿を見せる“女神”に魅せられて40年。描いても、描いても、描ききれない表情の一端を見てもらえれば」と話している。
 新館7階の美術画廊で11月5日(月)まで午前10時〜午後8時。Tel078・221・4181


文化・歴史 ]

掲載紙面(PDF):

2012年10月27日(2011号)1面 (12,202,381byte)


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