2012年11月06日
園児の手を引いて避難する児童たち
朝日町の御崎小学校(目木達也校長、344人)で6日、大地震による津波発生に備えた幼小連携の防災訓練があり、児童と園児が校舎屋上への避難を体験した。
同小の南側に位置する御崎幼稚園の園舎は平屋建て。地震の場合は小学校の運動場へ避難し、津波警報が発令されれば児童とともに小学校屋上へ移動することになっている。
この日の訓練も手順に沿って運動場から鉄筋コンクリート造2階建ての屋上へ。高学年児童が園児の手を引いて避難の先頭に立ち、以降は低学年から順に続いた。学校によると、避難に要した時間は、運動場へは2分、運動場から屋上へは7分半だった。
年長児の手を握って屋上へ逃げた6年の久野綾花さん(12)は「あわてて転ばないように気を付けました。本当の津波のときも落ち着いて行動したいです」。同小は今後も幼稚園との合同訓練を行う考えで、目木校長は「子どもたちの命を守るために、よりよい避難方法を検討していきたい」と話していた。
掲載紙面(PDF):
2012年11月10日(2013号)3面 (7,020,405byte)
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