2012年11月23日
市内の子どもたちが共同制作した「忠臣蔵アートマイル」
赤穂市内の子どもたちが7月から共同制作していた5枚組の巨大壁画「忠臣蔵アートマイル」が完成し、22日から加里屋のJR播州赤穂駅2階コンコースに掲出された。義士や城、陣太鼓などを画面いっぱいに散りばめた大作が通り行く人の目を楽しませている。
「子どもたちが郷土への誇りを高めるきっかけに」と市民団体が企画。公募で集まった4歳から15歳までの71人が中学校区単位に5つのチームを作り、ビニール製のキャンバス(縦1・5メートル、横3・6メートル)に水性アクリル絵の具で1枚ずつ描き上げた。
テーマは「忠臣蔵のまち赤穂」。浅野家と大石家の家紋、刃傷事件を知らせる早かご、勝どきを上げる大石内蔵助などを子どもらしいイラストで表現した。「赤」の文字イルミネーションがある高山、海浜公園の観覧車といった現代の赤穂を象徴する情景を描写したチームもある。
「小さいときから忠臣蔵が大好き」と話す清水町の中学3年、金谷竜弥君(14)は「みんなで力を合わせて描いた作品。努力の成果をたくさんの人に見てほしい」と完成作に満足そうだった。
コンコースでは12月7日(金)まで展示。8日(土)〜14日(金)は上仮屋の赤穂城跡本丸内で横一列につなげ、全長18メートルの“忠臣蔵絵巻”として飾られる。
掲載紙面(PDF):
2012年11月23日(2015号)1面 (12,336,055byte)
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