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原小児童がおもちの“お歳暮”

2012年12月09日

  • 収穫米をついた丸もちを配達する原小児童

    収穫米をついた丸もちを配達する原小児童

 児童が稲作体験を行っている原小学校(上山健校長)は8日、収穫米をついた丸もちを一人暮らしのお年寄りや地域住民へプレゼントした。
 同校は10年以上前から稲作体験をカリキュラムに導入。今季は5年生を中心に学校田「ありなし農園」(13アール)で古代米「みどりまい」を栽培した。7月の大雨で苗が浸かり、収穫間近にはイノシシの食害に見舞われたが、例年並みの54キロを収穫できた。
 この日は午前中に学校グランドで収穫祭。児童たちは一人10回ずつ交替できねを握り、保護者や住民約50人と一緒にもちを丸めた。約800個を作り、6個ずつパック詰め。学校行事でお世話になった人たちを含めて65世帯へ高学年児童が手分けして配達した。
 「おいしいおもちになるように気持ちを込めてつきました」と6年生の佐伯龍君(12)。子どもたちに稲作指導した有年原の福本一三さん(78)は「このおもちが毎年の楽しみ。ありがとう」と笑顔で受け取った。


子供 ]

掲載紙面(PDF):

2012年12月15日(2018号)3面 (8,430,878byte)


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