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減災モデル地区案に赤穂市街地

2012年12月21日

 兵庫県が今年度末の策定を目指している「西播磨西部(千種川流域圏)地域総合治水推進計画」の素案が21日に公表され、「赤穂市街地地区」がモデル地区3カ所の一つに挙げられた。
 モデル地区は、具体的な効果を示して県民の意識向上を図るために「集中して施策を実施」する地区。素案では、流域全体の保水能力向上を目的とする「流域対策モデル地区」に相生市佐方地区と佐用町佐用地区、避難対策に重点的に取り組む「減災対策モデル地区」に赤穂市街地地区を選んでいる。
 素案は同日に上郡町光都の西播磨県民局で開かれた総合治水推進協議会のワーキング(作業部会)で示された。流域首長らで構成する協議会とパブリックコメントを経て来年3月に策定される予定だ。
 モデル地区に選定されれば、平成25年度以降、▽ため池、学校グラウンドなどでの雨水貯留(流域対策)▽防災拠点施設と水害時避難所施設の耐水化(減災対策)▽浸水想定深の地点表示(同)などを実施。10年間を計画期間とし、他地区への展開を図っていく。
 総合治水推進計画は県条例に基づき、県下11地区で策定中。河川改修や下水道整備のみに頼らない幅広い洪水対策を目的としている。


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掲載紙面(PDF):

2013年1月1日(2021号)3面 (6,778,238byte)


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