2013年01月26日
『リベックじいさんのなしの木』 ○文/テオドール・フォンターネ ○絵/ナニー・ホグロギアン ○訳/藤本朝巳 ○岩波書店
人にはいろんな願いがあります。「願いを一つ言ってごらん」と言われると、何にしようか返答に困ってしまいます。
ドイツの「ルッピン伯爵領とその周辺地域の伝承民話」から一冊の絵本が生まれました。
リベックじいさんは一本の梨の木を大切に育てていました。実がなると「なしを ひとつ いかがかな」と人々にわけ与えていました。
おじいさんは、天国に召される前に一つのお願いをしました。おじいさんが亡くなると、村人たちはお墓に梨を一つ埋めました。芽を出した梨の木は、ぐんぐん大きくなり、いっぱいの実をつけました。
ドイツのハーフェルラント地方に伝わる話です。
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『リベックじいさんのなしの木』○文/テオドール・フォンターネ○絵/ナニー・ホグロギアン○訳/藤本朝巳○岩波書店
[ 絵本で世界を旅しよう ]
掲載紙面(PDF):
2013年1月26日(2024号)3面 (8,597,516byte)
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