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文化財の防火体制をチェック

2013年01月25日

  • 「文化財予防デー」を前に行われた予防査察=普門寺

    「文化財予防デー」を前に行われた予防査察=普門寺

 赤穂市消防本部は25日、貴重な有形文化財を保管する市内の文化施設、史跡など15カ所で予防査察を行った。
 「文化財防火デー」(1月26日)を前に、防火意識を高めようと市教委文化財係と共同で実施。御崎の国名勝「田淵氏庭園」、旧坂越浦会所などを2班で巡回した。
 国指定有形文化財の「木造千手観音坐像」がある尾崎の普門寺は査察団4人が訪れ、藤本恵祐住職の立ち会いの下、法令に基づく消火器具や警報装置などが適正に維持管理されているかチェックした。
 この日は査察に先立ち、「赤穂入浜式製塩用具」(国指定有形民俗文化財)を保管展示する上仮屋の市立歴史博物館で消防訓練。「館内1階湯沸室から出火」したとの想定で消防隊員26人が車両7台で出動。最寄りの消火栓と加里屋川を水源に35メートル級はしご車などで放水し、消火活動の動きを確かめた。
 陣頭で指揮した中谷裕彦消防長は「市民の財産である貴重な文化財が焼失することのないよう、今一度体制を強化するように」と訓示した。


社会 ]

掲載紙面(PDF):

2013年2月2日(2025号)3面 (7,370,233byte)


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