2013年02月11日
遺跡探検の学習成果を展示した原小6年生
総合学習で地元にある遺跡を調べた原小学校(上山健校長)の6年生児童8人が成果を模造紙にまとめ、有年楢原の赤穂市立有年考古館2階に展示している。
有年地区には縄文後期以降の古墳、遺跡が多数点在。毎年6年生が見学に訪れている。今年度も「タイムトラベル遺跡探検」と題して5月、珍しい船形埴輪が出土した蟻無山古墳、50基もの古墳が集中する塚山古墳群などを訪問。うち5カ所について手分けして繰り返し足を運び、知識と理解を深めた。
展示は模造紙2〜3枚をつなげた大判サイズで計5枚。史跡を探訪したときの様子を吹き出し付きの写真で再現している。吹き出しには見学時に感じた疑問や、その後の調べ学習でわかった成果などが子どもたちの会話形式で書かれており、読んでいて楽しい。
展示初日の8日には、オープニング企画として児童による展示説明を実施。自分が担当した史跡について築造された年代や特徴などを来館者に解説した。
同校の卒業生で、子どものころ木虎谷古墳でかくれんぼして遊んだという近くの女性は「郷土にこのような学びの場があることは幸せなこと」と児童たちの発表に耳を傾けた。有年牟礼・山田遺跡について発表した桐谷和弥君(12)は「担当した以外の古墳のことも、もっと知りたいと思います」と興味を持っていた。
展示は2月18日(月)まで。入館無料。
掲載紙面(PDF):
2013年2月16日(2027号)4面 (6,881,923byte)
コメント
このような学習は、先生方をはじめたくさんの方のご協力があればこそ・・・
地域について調べ、地域の方とふれあい、みんながいろんな形で郷土愛を深めていってほしいですね。
投稿:がんばれ!原っ子!! 2013年02月11日
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