赤穂民報

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【読者の声】着工3日前の説明会に不満続出

2008年06月28日

 塩屋公民館の増築工事について、隣接する保育所の保護者を対象にした市の説明会が6月21日にあったのですが、資料を見るとすでに工期が始まっていました。増築部分は保育所にかなり密接して建てられ、それによって日当たりや風通しが悪くなると思うのですが、そういう点については何も説明がありませんでした。今回の工事で最も影響を受けるのは保育所の子どもたちなのに、なぜ、こんなぎりぎりになるまで説明がなかったのでしょうか。(一保護者)※本紙が投書を抜粋要約しています。
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 塩屋公民館増築工事の工期は5月30日〜10月20日。南隣の保育所に接する空きスペースに鉄骨造平屋建ての会議室棟(288平方メートル)を新築する。
 市によると、21日の説明会で工事概要を発表。工期の4カ月間は保育所駐車場を工事で使用することを話したところ、保護者から不満が噴出。その他にも「子どもたちが昼寝する時間帯は工事をひかえてほしい」「なぜ説明がこんなにぎりぎりなのか」など意見、質問が相次いだという。
 市は本紙取材に「工事概要については、昨年のうちから地元のまちづくり協議会と話し合ってきたのだが…」と困惑をみせる一方、「説明会がこの日になったのは参観日に合わせたため。工事のことを初めて聞いた保護者のみなさんが怒るのは無理もないこと」と釈明した。
 保護者会は意見要望をまとめ、23日に市へ提出。市は「今からの設計変更はできないが、可能なことは極力要望に応えたい」とし、「できれば理解を得てから工事したい。当面は本格的な工事に入らず、保護者会との調整に努めたい」と話している。
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赤穂民報より
 近隣に影響がある工事は地元への説明が不可欠ですが、今回のケースは一番迷惑をかける相手への説明が後手になったのが不手際です。増築による日照、通風の悪化は設計確定前に保育所の意見を求めることはできなかったのでしょうか。公民館も保育所も市の施設なのですから、「子育て支援」の観点で調整できたはずだけに残念です。いずれにせよ、謝るべきことは謝って、わだかまりをなくすことが工事再開への近道でしょう。保護者側もある程度は寛容と辛抱が求められます。施工業者には、できるだけ園児にやさしい工事をお願いします。


読者の声 ]

掲載紙面(PDF):

2008年6月28日(1801号)3面 (9,348,325byte)


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