2013年04月07日
大切にしてきた人形の魂を弔った人形供養祭
愛着のあるお雛さまやぬいぐるみに別れを告げる「人形供養祭」が7日、上仮屋の赤穂大石神社(飯尾義明宮司)であり、持ち主約20人が使われなくなった人形たちの魂を慰めた。
「ものを大切にし、感謝する心を伝えたい」(同神社)と昭和61年から続く恒例行事。3月から依頼を受け付け、日本人形や大型のぬいぐるみなど過去最多の1万体を超える数が市内外から寄せられた。
この日は強風のため、例年の屋外ではなく拝殿で行われた。夫と参列した神戸市東灘区の西村晴美さん(59)は長女と次女のために毎年並べた五段飾りの雛人形を供養。「娘たちの思い出がいっぱい。2人とも嫁ぐことができ、見守ってくれてありがとう、と言いたいです」と感謝していた。
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