2013年04月13日
『はじめの ちいさな いっぽ』 ○作/サイモン・ジェームズ ○訳/小川仁央 ○評論社
3羽のアヒルが母親の待つ川に帰るために林や野原を歩む物語です。
「あんよがくたくた」と何度となくへたりこむちびちゃんアヒル。そのたびに「はじめの いっぽ」と兄たちに励まされながら無事にママの元へ戻ります。
何でもないアヒルの物語なのですが、何度も読み返すうちに「はじめのいっぽ」という言葉から、いろいろな思いが浮かんできました。
私自身、「はじめのいっぽ」が踏み出せないために何度もつらく、悲しい思いをしました。他人の言動に左右されず、後から悔やむことのない日々を過ごしたいものです。
「さいしょの いっぽ」。なんとも味わい深い絵本です。もう一度、読み返そうと思っています。
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『はじめの ちいさな いっぽ』○作/サイモン・ジェームズ○訳/小川仁央○評論社
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▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月、自宅車庫に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた3000冊を超える蔵書を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。有年原434。Tel49・2089。
[ 絵本で世界を旅しよう ]
掲載紙面(PDF):
2013年4月13日(2034号)4面 (9,792,517byte)
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