2013年04月18日
感謝の茶会を開いた山本寿栄さん
日頃の奉仕活動へお礼の気持ちを伝えようと、永年茶の湯をたしなむ80代の一人暮らし女性が18日、感謝の茶席を設け、地域の民生委員と福祉推進委員をもてなした。
加里屋中洲5の元高校職員、山本寿栄(すえ)さん(84)は茶道歴50年で「宗寿」の号を持つ裏千家準教。今年3月まで関西福祉大の茶道部で講師を務めた。
この日は自宅近くの「やなぎ公園」に紅白幕や傘で野点席を設営した。公園そばの中洲自治会館で定期総会を開いた「赤穂地区福祉推進連絡会」(涌元雅代会長)のメンバーを招待。藤など花の絵茶碗、15代家元の花押が入った棗などを使い、約35人に薄茶を振る舞った。
「心を込めてお茶を差し上げます。どうぞ楽しいひとときを」とあいさつした山本さん。見納めのサクラが舞う中、会員らは「おいしい一服で、晴れやかな気持ちになります」と味わっていた。
[ 街ネタ ]
掲載紙面(PDF):
2013年4月20日(2035号)4面 (9,133,178byte)
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