2008年06月30日
御崎・大塚海岸で行われた水中生物観察会
身近な自然のすばらしさを感じようと、御崎小学校(尾上慶昌校長)の3年生児童約70人が30日、校区の海で水中生物観察を行った。
同校の環境学習を支援している「海っ子倶楽部」の協力で昨年に続いて大塚海岸で実施した。
ウェットスーツとライフジャケットを着用した児童らはボランティアダイバーの案内でシュノーケリング。クロソイ、アナハゼなど図鑑でしか見たことのない海の生き物を夢中で観察した。
5歳のときに交通事故に遭い、左半身にまひが残る福本るいなさん(9)も海へ。沖縄で3年間ダイビングインストラクター経験がある塩屋の主婦阿曽亨子さん(43)がマンツーマンで付き添い、ラッコのように水面に浮かんだ。
「海水が塩辛かった」と口をすぼめた福本さん。初めのうちは恐る恐るの海中散歩だったが、箱メガネで海をのぞき、手でクラゲをすくうと、思わず笑顔が弾けた。
「少しだけ海を感じてもらえたかな」と阿曽さん。福本さんは「海に入るときはドキドキした。今度は魚をつかまえたいな」と心の中でまた新たな一歩を踏み出した。
[ 子供 ]
掲載紙面(PDF):
2008年7月5日(1802号)4面 (7,773,040byte)
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