2013年04月29日
たでのはな美術館で開催中の「ゆかりの版画家〜兵庫県〜」展
生まれや出身などが兵庫と関連のある画家をテーマにした「ゆかりの版画家〜兵庫県〜」展が尾崎の「たでのはな美術館」(佐野正幸館主)が28日に開幕した。
鮮やかな多色刷りを得意とし“色彩の魔術師”と呼ばれた神戸生まれの川西英(1894−1965)、姫路出身で仏教的な構図を好んだ長谷川富三郎(1910−2002)など8人の作品を紹介。赤穂で生まれ育った小畑勉(1936−95)の作品は抽象版画の連作『円の形式X』をはじめ10点を並べた。
川西英の三男・祐三郎の多色木版画『姫路城』、相生産業高の美術教諭だった井上員男(1932−)が独自の技法を用いた単色紙版画『山の花エゾスカシユリ』など計約50点を展示。佐野館主は「いずれも版画界で地位を確立した作家。個性の異なる作品をぜひ見比べてほしい」と話している。
6月9日(日)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。中学生以上200円。Tel090・3496・4282(佐野館主)。
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